合成実験棟における設備と研究施設の融合
「MLCS」と「研究環境マネジメントシステム」
合成実験棟における「空調・ドラフト換気システム」
省エネと研究者の安全を両立し無駄を省いた画期的な実験室空間のシステムソリューション。
設備と研究施設(空調・熱源とドラフト設備)を融合させたより省エネ性の高いシステム、また設備と実験環境の管理が一元管理できる監視システムにしたいという要望がありました。
その様な新しい要望を実現する為にMLCS(複合ループ制御)を使うことにより、設備と研究施設の情報の融合が可能なこと、ドラフト本体にタッチパネルを搭載していることで研究者とコミュニケーションがとれることなど様々な付加機能が拡張可能ということで採用して頂きました。
【空調・ドラフト制御システム】14000m2/ヒュームフード420台/VAV600台の合成実験棟。
MLCSにより、全ドラフトの排気VAVと給気VAV及び空調機制御及び排気ファン制御を協調させました。
また、空調・熱源・ドラフト設備全体が協調した最適な省エネモードを実現しました。
【研究環境マネジメントシステム】
設備と研究施設の情報融合により、研究施設の詳細な使用状況の監視と分析に加え、設備情報(ファンINV電力量)を反映させたよりリアルなエネルギー管理を可能にしました。
また、ドラフト本体のタッチパネルに情報発信するコミュニケーション機能があることで設備容量不足に陥る前に設備稼働率の表示、警報(アラート・アラーム)を発報することで研究者に事前に危険を促すことが可能となりました。
「研究環境マネジメントシステム」はMLCSをベースとした設備と研究施設を融合させたシステムであり、省エネや可視化の観点からも、様々な潜在的なニーズに応えて行けるフレキシブル性、拡張性を兼ね備えているシステムと考えています。
今後も様々なニーズとアイデアで発展していくシステムと考えております。